採用・内定取り消しの問題とは
採用や内定の取り消しに関する問題はトラブルとなりやすい事案です。
経営状況の急激な悪化や、試用期間で採用した従業員の行動など、やむを得ない内定取消や、本採用の拒否を選択しないといけない場面は出てくると思います。
その際に、従業員や学生から訴訟の問題に発展することも少なくありません。
試用期間の扱いや、本採用を取り消す際にどんなことを考えておかなければいけないかは重要な指標です。
内定取消に関しても、どのような状況なら内定取消もやむなしと判断されるかをしっかり把握しておきましょう。
採用・内定取消の問題はどんなことに気を付けなければいけないか
試用期間終了に伴う、本採用の拒否を行う場合は、合理的な理由が必要になります。
また、新卒で採用した場合と、中途で採用した場合でも合理的な理由として求められる内容が変化しますので注意が必要です。
特に新卒採用で社会経験が浅い場合は、試用期間において、日報などの提出をしてもらい日々の管理や業務の改善点などを指導していたか、必要に応じて面談などを行い話し合いをしていたか、改善が見込まれない場合には本採用をすることが難しいというのを本人に伝えていたかなど客観的に見て、合理性があるかどうかが判断基準となります。
中途採用の場合は、新卒での採用と比べてこと細やかな対応をしていたかという判断は若干甘くなります。
内定取り消しについても、特別な事情がない限りは基本的に行うことはできません。
学生側に落ち度がある場合（卒業不可、健康面の不安、犯罪など）や、経営状況から整理解雇の基準を満たしている場合などにとどまります。
いずれにしても対象となる学生や従業員としっかり話し合うことは重要となります。
法律の知識なども必要になる可能性が高いため、弁護士へ相談していただくのがお勧めです。
採用・内定取消などの問題は当法律事務所にお任せください
採用に関してのトラブルは、かなり多いと言えます。
試用期間による本採用拒否や内定取消は、しっかりした対応や準備をしていなければ労働者との裁判へと発展するケースも珍しくありません。
会社決定を行う前に、採用活動を行う前に、弁護士に相談をしておくことをお勧めします。
金沢たけうち法律事務所は、採用トラブルに関する裁判や、事前の準備などがあった場合の、会社としての対応方法のご相談を承っています。
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